VB.netのforeach文は、コレクションや配列の要素を順番に処理するための有用な構文です。
しかし、途中で処理を抜けたり、特定の条件を満たす要素をスキップしたりする必要がある場合があります。
本記事では、そのようなケースに対応する方法について解説します。
foreach文で途中で抜ける方法
foreach文から途中で抜けるには、Exit For文を使用します。
以下のサンプルコードでは、numbersという整数型の配列から目標の値を探し、
見つかった時点で処理を抜けます。
Dim numbers() As Integer = {10, 20, 30, 40, 50}
Dim targetValue As Integer = 30
For Each number As Integer In numbers
If number = targetValue Then
Console.WriteLine($"目標の値 {targetValue} が見つかりました。")
Exit For ' 目標の値が見つかったらループを抜ける
End If
Next
このコードでは、numbersの各要素とtargetValueを比較し、
目標の値が見つかった時点でExit Forを使用してループを抜けています。
foreach文で次へスキップする方法
特定の条件を満たす要素をスキップするには、Continue For文を使用します。
以下のサンプルコードでは、奇数の要素をスキップして偶数の要素のみを処理しています。
Dim numbers() As Integer = {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10}
For Each number As Integer In numbers
If number Mod 2 <> 0 Then
' 奇数の場合はスキップ
Continue For
End If
' 偶数の場合の処理
Console.WriteLine($"偶数: {number}")
Next
このコードでは、Mod演算子を使用して奇数かどうかを判定し、
奇数の場合はContinue Forを使用して次の要素に進みます。
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まとめ
VB.netのforeach文を使用して途中で処理を抜ける方法と、
特定の条件を満たす要素をスキップする方法について紹介しました。
これらの構文を駆使することで、柔軟な要素の処理が可能となります。