C#プログラミングを学ぶ上で配列の取り扱いは基本中の基本です。
今回は「C#配列要素数未定の場合はLISTで対応!」に焦点を当て宣言や使い分けについて解説していきます。
配列(Array)とLISTの基本的な違い
まず、C#における配列とLISTの基本的な違いを理解しましょう。
配列の特徴
配列は同じデータ型の要素を一定数格納できるデータ構造です。
しかし、要素数を宣言時に指定する必要があり、後から変更が難しいという制約があります。
int[] myArray = new int[5]; // 要素数が5の整数型配列を宣言
LISTの柔軟な対応
一方で、LISTはSystem.Collections.Generic名前空間に属し、動的にサイズが変更できる点が特徴です。
これにより、要素数を事前に指定せずにデータを管理できます。
List myList = new List(); // 要素数未定の整数型リストを宣言
LISTの宣言と初期化
LISTの宣言と初期化は、以下のように行います。
List myStringList = new List(); // 要素数未定の文字列型リストを宣言
myStringList.Add("要素1");
myStringList.Add("要素2");
// ...
このように、LISTは宣言と同時に要素を追加できるため、柔軟かつ効率的に扱うことができます。
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配列とLISTの使い分け
配列の使用例
配列は要素数が固定である場合や、予め要素数がわかっている場合に適しています。
例えば、次のような場合です。
string[] weekdays = { "月", "火", "水", "木", "金" };
LISTの使用例
一方で、要素数が未定である場合や、動的に変更する可能性がある場合はLISTが適しています。
例えば、ユーザーからの入力データの管理などが該当します。
List userNames = new List();
userNames.Add("Alice");
userNames.Add("Bob");
// ...
ガマコちゃん
配列の初期化方法について以下記事で紹介しているよ
[C#]二次元配列を一括で初期化!二次元リスト(List)についても
C#において二次元配列や二次元リスト(List)を一括で初期化する方法はプログラミングにおいてよく使用されます。この記事では初心者向けに簡潔に解説し例を交えながらC#における二次元配列と二次元リストの一括初期化方法を学びましょう。
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まとめ
C#において、配列とLISTはそれぞれ特徴があり、状況に応じて使い分けることが重要です。
要素数未定の場合はLISTが柔軟に対応できるため、覚えておくとプログラミングの幅が広がります。
どちらも基本的なデータ構造としてマスターし、適切に利用して効率的なコーディングを心がけましょう。