プログラミングでは、数値と文字列の変換が頻繁に行われます。
C#においても数値型から文字列型への変換と文字列型から数値型への変換にはいくつかの方法があります。
この記事では、その基本的な手法について紹介します。
int型からstring型へ変換する方法
C#で数値型から文字列型への変換には、ToString()メソッドや
文字列補間(String Interpolation)が使われます。
int number = 42;
string result = number.ToString();
文字列補間の使用
int number = 42;
string result = $"{number}";
また、他の数値型(double、float、decimalなど)でも同様の方法が適用できます
double doubleNumber = 3.14;
string doubleResult = doubleNumber.ToString();
float floatNumber = 2.718f;
string floatResult = $"{floatNumber}";
文字列型から数値型への変換
文字列型から数値型への変換には、ParseメソッドやTryParseメソッド、
Convertクラスのメソッドが利用されます。
変換する際には入力が正しいフォーマットであることに注意が必要です。
変換できない場合、例外が発生する可能性があるため、エラーハンドリングが重要です。
int.Parse()メソッドの使用
string text = "42";
int result = int.Parse(text);
int.TryParse()メソッドの使用
string text = "42";
bool success = int.TryParse(text, out int result);
if (success)
{
// 変換成功時の処理
}
else
{
// 変換失敗時の処理
}
Convert.ToInt32()メソッドの使用
string text = "42";
int result = Convert.ToInt32(text);
これらのメソッドを使うことで、文字列から数値への変換が可能です。
ただし、変換対象の文字列が数値でない場合や範囲外の値が指定された場合は
例外がスローされるので、エラーハンドリングが必要です。
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小数点ありの文字列から数字へ変換する
小数点を含む数値型への変換も同様に行えます。例として、decimal型への変換を挙げます
string decimalText = "3.14";
decimal decimalResult = decimal.Parse(decimalText);
また、doubleやfloatも同様に変換可能です。
string doubleText = "3.14";
double doubleResult = double.Parse(doubleText);
string floatText = "2.718f";
float floatResult = float.Parse(floatText);
これらの変換メソッドを駆使して、様々な数値型への変換が可能です。
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まとめ
C#において、数値型と文字列型の変換は非常によく使用されます。
この記事では基本的な変換方法を紹介しましたが具体的なケースによっては
他のメソッドやライブラリを活用することもあります。
変換時にはエラーハンドリングを十分に考慮し、安全なコードを記述するよう心がけましょう。