C#において、プログラミングでのループ処理にはさまざまな方法がありますが、
その中でもdo-while文は他のループ構造よりもあまり使われない傾向があります。
本記事では、その理由とdo-while文のメリットについて簡潔に解説します。
do-while文とは
まず、do-while文について簡単に説明します。
この構文は、ループ内の処理を先に実行し、その後に条件判定を行います。
そのため、ループ内の処理が少なくとも1回は実行されることが保証されます。
do {
// ループ内の処理
} while (条件);
do-while文を使わないデメリット
1. 読みやすさ
do-while文は、条件判定がループの末尾にあるため、コードが直感的でない場合があります。
他のループ構造に比べて読みやすさに欠けることがあります。
2. 初回の処理が必要ない場合
一般的に、初回の処理が必ずしも必要でない場合もあります。
do-while文は初回の処理を保証するため、その点で無駄が生じる可能性があります。
3. 他のループ構造が柔軟性がある
C#にはfor文やwhile文など、do-while文以外のループ構造も豊富に存在します。
これらの構造は、状況によって使い分けることができ、柔軟性があります。
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do-while文のメリット
一方で、do-while文にもメリットがあります。
1. 必ず一度は実行される
do-while文は、条件判定が後にあるため、ループ内の処理が必ず1回は実行されるという特性があります。
特定の処理を最低1回は実行させたい場合に有用です。
2. 条件がループ内の処理に依存する場合
条件判定がループ内の処理に依存するような場合、do-while文が適しています。
他の構造では同じような動作を再現するのが難しい場面もあります。
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まとめ
C#において、do-while文は他のループ構造に比べてあまり使用されないことがありますが、
必ず1回は実行されるという特性や条件がループ内の処理に依存する場合に利用されます。
プログラマは状況に応じて最適なループ構造を選択することが求められます。