VB.netを使用して整数や小数点数の数字を特定の桁数に整える方法について学びましょう。
この操作はプログラムで数字を整形する上で頻繁に使用されデータの整合性を保つ上でも重要です。
整数数値の桁数を指定してそろえる方法
整数の桁数を指定してそろえるには、ToStringメソッドを組み合わせて利用します。
具体的なコード例を見てみましょう。
Dim originalInteger As Integer = 12345
Dim formattedInteger As String = originalInteger.ToString("D5")
Console.WriteLine("整数の桁数指定: " & formattedInteger)
//整数の桁数指定: 12345
originalInteger.ToString("D9") //000012345
originalInteger.ToString("D3") //123
originalInteger.ToString("D1") //1
originalInteger.ToString("D") //12345
この例ではD5と指定することで5桁になるように整数をフォーマットしています。
必要に応じて桁数を変更してください。
整数のフォーマット指定で文字列補完対応
整数の数字を特定の桁数に指定して文字列補完を使って整える方法です。
以下のコードを参考にしてください。
Dim originalInteger As Integer = 1234
Dim formattedInteger As String = $"{originalInteger,5}"
Console.WriteLine("整数の桁数指定と文字列補完: " & formattedInteger)
//整数の桁数指定と文字列補完: 1234
この例では、$”{originalInteger,5}”という形式を使用しています。
,の後に指定した数字(ここでは5)が整数を表示する際の桁数を指定しています。
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小数点数値の桁数を指定して揃える方法
小数点数を桁数指定してそろえるには、ToStringメソッドにおいてFフォーマットを使用します。
以下が具体的な例です。
Dim originalDecimal As Decimal = 123.8553
Dim formattedDecimal As String = originalDecimal.ToString("F2")
Console.WriteLine("小数点数の桁数指定: " & formattedDecimal)
//小数点数の桁数指定: 123.85
originalDecimal.ToString("F3") //123.855
originalDecimal.ToString("F1") //123.8
originalDecimal.ToString("F") //123.8553
この例ではF2と指定することで小数点以下2桁まで表示されるようにしています。
必要に応じて桁数を変更してください。
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小数点数のフォーマット指定で文字列補完対応
小数点数の数字を特定の桁数に指定して文字列補完を使って整える方法です。
以下のコードを参考にしてください。
Dim originalDecimal As Decimal = 123.85
Dim formattedDecimal As String = $"{originalDecimal,8:F2}"
Console.WriteLine("小数点数の桁数指定と文字列補完: " & formattedDecimal)
//小数点数の桁数指定と文字列補完: 123.85
この例では、$”{originalDecimal,8:F2}”という形式を使用しています。
,の後に指定した数字(ここでは8)が、小数点数を表示する際の桁数を指定し:F2が小数点以下の桁数を指定しています。
まとめ
VB.netを使用して整数や小数点数の数字を桁数指定してそろえる方法について学びました。
整数の場合はDフォーマット、小数点数の場合はFフォーマットを使用し柔軟かつ簡単に数字の整形が行えます。
必要に応じてこれらのフォーマットを調整して自分のプログラムに適した形に整えてみてください。