今回は映画【風立ちぬ】の冒頭や汽車で二郎と菜穂子が話していた外国語のセリフについて解説していきたいと思います!
今回セリフにはフランス語を使っていましたがなぜフランス語なのかについても紹介していきたいと思います!
冒頭や汽車での外国語のセリフは何語?
映画の列車のシーンで二郎が菜穂子を助けた時に、言ったセリフが今回印象に残った方も多いのではないでしょうか?
菜穂子:Le vent se leve,(風立ちぬ、)
二郎:il faut tenter de vivre(いざ生きめやも)
と話していましたが、訳もないのにわかるわけがないでしょ!笑
英語ではないことがわかるけどまず何語だよ….
と思ってしまったほど2人は若いながらにしてかなり優秀だということはわかりました…笑
2人の話していたセリフをつなげると、
Le vent se leve, il faut tenter de vivre
“ル ヴァン ス レーヴ、 イル フォ タンテ ド ヴィヴル”
このセリフは”フランス語”でフランス小説家の『ポール・ヴァレリー』さんの詩から参考にされたセリフなんだそうです。
映画でも菜穂子と別れた二郎は汽車のデッキで
風が立つ 生きようと試みなければならない
としっかり訳してくれていました…笑
ジブリシリーズは謎が多いのも魅力の1つですが、このセリフにも意味があるので見ていきましょう!
フランス語が使われた意味や翻訳は?
今回このセリフが使われた理由は、
”力強く生きてほしい”
という風立ちぬの小説を書かれた『堀辰雄』さんの強い思いからだと言われています。
このセリフはポール・ヴァレリーさんが書かれた有名な詩【海辺の墓地】から使われた詩で”生”に対する自分の思いや経験などがつずられており、第一次世界大戦後に書かれた詩なんだそうです。
”なま”って読んだ人いませんよね?…笑
今回の映画でも、自分や相手の限られた命をどうやって向き合っていくかについて考えさせられる映画で、
二郎や菜穂子を見ていると自分の”死”がわかっていても暗い日々だけが待っているのではなく、違った道には明るく美しい世界もあるのではないかと問いかけられているかのような映画でした。
セリフとしては一瞬ですが深い思いが込められているのがジブリの面白い魅力でも有りますよね!
個人的には二郎がタバコを吸いながら菜穂子の手をギュっと握るシーンは、暖かさもありながら切なさを感じるシーンでした…..
風立ちぬのまとめ
◆フランス語には『風が立つ 生きようと試みなければならない』というセリフが隠されていました!
◆セリフには強く生きるという熱い想いが込められていました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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